ゴルフの見方 【チェ・ホソン選手】2019 Kenya Open -round 1

FPGM(フルポテゴルフ)

ショット力養成オンライン講座

設計者・コーチの”kunieda”です。

(YouTubeから本ブログをご覧いただいた方、ありがとうございます。

参考動画の下に、ポイントをまとめてあります。)

今回のテーマは「チェ・ホソン」選手です。

2018年ゴルフツアーを見ていた方なら、「あのスイングの・・・」と

思うかもしれませんが、スイングというよりも、

プレー全体に関する考察を独自の解釈でお届け致します。

【本ページの効果的な読み方】

このブログだけ読んでいる方は、参考動画と

“kunieda”の解説動画の

どちらを先にご覧いただいても構いません。

【オススメ】

(1)”kunieda”の解説動画をさらっと聞く

(2)参考動画のポイントを早送りで見る。

(3)”kunieda”の解説動画じっくり聞きながら、

本記事の重要点をメモされると良いです。

【”kunieda”の解説動画】

【参考動画】2019年 Kenya Open – round 1

【今回の独自解釈!】

チェ・ホソン(Ho-sung Choi)選手はスイングが特徴的です。

今回のヨーロピアンツアーの動画では、
解説者も「fisherman(釣りをする人)」という感じで、時々笑っていますが、

個人的には、1ショット、アプローチに対するコミット度合いと、

ダウンスイングのフェース面からの

逆算したテークバックが特徴だと感じます。

プレー時もカメラ対応も気さくで「いい人感」が漂っていますね。

(以下の動画では、参考動画と下記文章を合わせて、

ゴルフを読み解く力を一緒に高めていきましょう)

動画はイーブンパーで迎えた、9番ホールのバーディトライから始まります。

パットを外した時のリアクションがエンターテイナーですが、

(ちなみに、グリーンをスパイクの裏でガリッと削る可能性があるので、ここは真似しないほうがいいかもしれませんね)

続く、10番ティーショット、347ヤード短めのパー4ですが、

クラブ選択はドライバー・・・左にぶち込んでしまってボギー

(これが多分ヨーロピアンツアーデビュー戦)

テークバックのフェース面はシャット気味に使うのは、

チェ選手の特徴で、インパクトからフィニッシュへ移行するときに、

体が起き上がる動きも、「いつも通り」だと思うので、問題ないのですが、

強いていうと・・・

この後の、ショットも見ていて感じたのですが、この日は

左股関節の動きがイメージ通りでないのかもしれません。

11番ホール、パー5、ツーオン後のイーグルトライ・・・

2019年からのルール改正もあり、ピンを抜かずにパットしていますね。

(ここでバーディーでバウンスバック)

12番もティーショットが左・・・そこからのセカンドショットでも、

左へ「行かさないようにスイング」していることが、

続く第3打、ここで解説者が「フィッシャーマン」と言っています。

この、12番のセカンドショットとサードショットのクラブの

抜き方のイメージは繋がりがあるのですが、

「縦距離」が奥に抜けています。

(左からの風に見えますが、思ったよりも風があるのかもしれませんね)

【参考動画】の1:55のところで、

解説者はスイング軌道の話をしていますが、

私が個人的に注目しているのは、

チェ・ホソン選手のスローモーションなのですが、
ポイントは、体の動きよりも、

「フェース面のガチ死守感」です。


(※スイング中心主義だと気付きにくいポイントです)

この動きをすると、体の開きを早めにした方が、

確かに、クラブを抜いていく時の動きがコントロールがしやすいので、

「ヘッドアップしている」

「上半身の前傾姿勢の保持ができていない」と

捉えるよりも、

目的から逆算したスイングをした

結果と捉える方が良いかもしれません。

個人的にはフェースローテーションの「逆回し」・・・が

すごくうまいと感じます。

(多くの人が自然に起こす方向ではない回転方向)

12番の第4打は奥から「ランニングアプローチ」

(バックスピン少なめ)を選択していますね。

13番パー4 433ヤードのティーショットも「気合い」を感じるティーショットですが、

「スタイミー ビハインド ツリー(木が邪魔です)」という状況。

また、左に飛んでいます。

セカンドショットは解説者言うとおり、木がスタイミーなので、

「クラブを短く持って、

ここはローテーションを入れていくイメージ」を出しているのを感じます。

実際、フォローを出さないで、打っているのですが、

ここはセオリー通り、低く出して、グリーン手前に運んでいきます。

このショットは、11番や12番のショットと抜き方と面イメージがだいぶ違うことがわかりますね。この後も、ランニングアプローチを選択。入らずのボギー

14番のティーショットは13番のセカンドからの繋がりがあります。

このあと、グリーン横からの

チェ選手のチップショット選択する際は

フォローをあまりとらずに、

「押し込みの圧」でボールを運ぶタイプに感じます。

最終ホールのアプローチも同様の打ち方をしますので、

このイメージを覚えておくと、「転がす」か「少し浮かしたいのか」の

意図が読み取れるようになると思います。

(一般的な振り子イメージで振るタイプだと、イメージが出にくいので、真似しない方がいいですね)

15番 472ヤードのパー4 (ドライバー)

左を嫌って行かさないようにコントロールしてますね。

セカンドショットの打ち方は、12番の打ち方(第3打の方)です。

16番ホール、ティーショット打った後の、

カメラに対する表情が素敵ですね。

17番ティーショット・・・イメージ出てると思うのですが、また左ですね。

(この日、左股関節のタイミングがいつもと違うのかもしれません。
詰まってるのかな??本人しかわかりませんが、気にしている感じはなし)

ここも、解説者は爆笑。

17番セカンドショット・・・

似たような状況が続きますね。

木の左側からのインテンショナルフック

(ここは、13番ホールのスタイミーの状況と同じ打ち方のイメージを作って、

実際にやっています)

17番のアプローチ(第3打)は

「ランニングアプローチ」

結構強気!(というかプレースタイルでしょうね)、

長い距離ですが、ピンにぶち当てているので、イメージは出ている感じです。

最終18番ホールのアプローチ(第3打)
ここは、カメラ台の影の中に、入っていますね。

一回、地面に刺さりそうになるのですが、そこから

「(チップ系の)アプローチ」を選択していて、

チェ選手の場合、チップ系の時は

「圧を使って押し込む系」のタイプのようなので、
ピンにうまく運べています。

(このへんのアプローチは体幹のエネルギーが必要です)

【今回の動画および記事のまとめ】

・プロが左にしか飛ばない時の対処方法


▶️セカンドショットの際に、

インテンショナルフックをかけるかどうか?など

・振り子タイプのアプローチの場合は、

少しチップショットの「他のバリエーションがある」と感じる

程度にすると良いかもしれません。

・スイング中心主義の視点だと、

おそらく「フォームが気になってしまうので」、

意図と目的からショットを選択していると捉えると良いでしょう。

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