リミティング・ビリーフ自体が問題ではない(2)
【前回の話】の続きになります。
(リミティング・ビリーフって何という方は、
前回の記事を読んでおいてください)
まず、リミティング・ビリーフ(制限的された思考や信念)は
なぜ生まれるかという話から始めます。
何かを決断には「エネルギー」が必要です。
場合によっては、「損するかもしれない」ですし、
「傷ついたり、人から批判される恐れ」もあります。
(人間は「得するかも?」よりも「損しないために」の方に
向かって行動的になる場合が多いです)
リミティング・ビリーフや、
「無意識な人生のシナリオ」があることで、
まず、メリットが大きく2つあります。
【メリット1】安全装置である。
世の中にある、あらゆる危険から
自動的に「あなたの心や身体を守ってくれる」
ありがたい安全装置みたいなものです。
ここまで読んだ人で、勘の良い方なら聞いたことがある方も
いるでしょうけれど、
「心のブレーキ」というものかしら??と思った方、
大体正解です。
色々な学びを実践したり、
新しい人と会ったり、
攻撃的ではない、支配的ではない、
相手主体の適切なコーチングを受けると
この「心のブレーキ(リミティング・ビリーフやシナリオ)」に
気がつくことがあります。
そこで、やりがちなのが「一気に変わろうとすることです」
わかりやすく言うと・・・
「心のブレーキを一瞬で外す!」とかそういう突然、本にハマります(笑)
それ自体は全然悪いことではないと思います。
しかし、心のブレーキやリミティング・ビリーフは
「安全装置」という側面があるので、
一気に外そうとすることはかなり危険です。
(反動がめちゃくちゃ大きいので・・・コツがいります)
ブレーキの「外れた」自転車で
「下り坂を降りたい人」はあまりいませんよね。
なので、私の場合は、キーワードとしては「ゆるめる」だと思うのです。
あるいは、【適切なブレーキング】をマスターすることが
ゴール事故らずに速く到達するコツだと思います。
今すぐできることとしては、
人の意見や考え方に「ガチガチに反発する」態度を
やめてみることも有効です。
(逆にガチガチに反発すると言うことは、
「心の奥底では重要だと思っている場合もあるので・・・」)
(私はコーチ経験を現役として、今も積んでいる最中ですが・・・
ガチガチだと感じたら、まだ信頼関係が十分にないと感じるので、
無理やりこじ開けにはいかないようになりました。)
「まず、心のブレーキを緩めた方が良い人」か?
「そして、本人が本当に本心から望んでいるか?」
ともに考えるようにしています。
本当に望んでいる人は、「考え」ではなく、
「行動」や「習慣」が実際に変化します。
言い方は厳しいですが、「ブレーキ」があった方が
良い段階もあるのかもしれません。
急激な反動に耐えられなくて、
「心のブレーキを一瞬で外す」的な本のことなんて
すっかり忘れてしまう人、いませんか^ ^?
それでは、話を戻しますね。
続いて、リミティング・ビリーフや無意識な人生のシナリオが
存在することの・・・
【メリット2】日常の自動運転化(省エネ化)
これは、何がメリットかと言うと
日常生活でいつも同じ行動を繰り返すわけですから・・・
「自動運転」のように、
判断を必要としなくなります。
これはエネルギー消費を抑えられるので、ラクなんです。
(なぜなら、新しい決断って・・・人によっては精神的にきつくありませんか?)
あくまでも例ですが、
仕事が終わって、なんとなく「暇だな〜」と思った時に、
誰かから飲み会に誘われる
反射的に「行きます!もちろん」と答える・・・
飲みすぎて二日酔いになる・・・自己嫌悪に陥るいつものスパイラル
(私はお酒を程々に飲みますので、
飲んべえを否定している
わけではないです^ ^)
そうか、そうか
「リミティング・ビリーフ」最高じゃん!
自動運転、楽チン!楽チン!と思うかもしれません。
でも、ここでよく考えてみてください・・・
デメリットがないわけがないです(笑)
その日常のルーティーン本当に好きなのですか?
もし、半年後、
「今と同じリミティング・ビリーフ」に気づかずに
グッと握りしめていると、
どんな未来が待っていますか?
ここを考えるのは「心に負荷がかかります」
負荷のかけ方は難しいのです。
数冊の本を読んだくらいではかなり無理があります・・・
「厳しい言葉、罵倒、人格の否定をすることなく」
どうやって心を整え、成長させるか?
多くの方にとって必要なことではないでしょうか?
長くなりそうなので、具体的な方法などは、
また気が向いた時にブログを書くかもしれません。
開講している「ふるぽて塾」物語では、
ゴルフ・心理学・夢の実現(一人でも淡々とやり続ける力)
色々なメッセージをお届けしています。
よかったら、チャンネル登録してくださいね。
→本当に上達したい!「メンタルと技術」の両面からのアプローチ
今よりもより良くゴルフを楽しみたい方へ