リミティング・ビリーフ自体が問題ではない(1)
今回は、私がどのようにメンタルコーチングを
普段しているかについてです。
(私は、本当に相手から求められない限り、
メンタルコーチングすることはありません)
そこで、共に考えていく中で、
キーポイントになるのが、
その人固有の信念です。
リミティング・ビリーフ(制限的な思考・信念)というものを
大抵の場合持っています。
私のコーチングの基本的なスタンスは、
その人が持っている「無意識のシナリオ(私の人生は〇〇である)」
を質問を通して、
解き明かしていく場合が多いです。
あくまでも一つの例ですが、
「私と付き合う男性はみんなダメ男になる」と
思い、
お付き合いするほどに相手をダメにすると
いつも思い込んでいる女性
「私の仕事(話)には価値がない」と
思いこみ
コミュニケーションを極端に恐れる男性
(結果的に本当に人と疎遠になっていく)
本当に一人一人異なる
色々な「無意識な人生のシナリオ」を持っています。
成長する中で、色々な体験を通して、
それぞれの心の中に「シナリオ(あるいはストーリー)」が出来上がり、
いつも自動再生されています。
では、この「無意識な人生のシナリオ」は
どこから出来上がるかというと、
それが今回のテーマである
リミティング・ビリーフ(制限的な思考・信念)です。
これは一文で表される場合が多いですが、
一人一人がたくさんのものを抱えています。
あくまでも以下は例えです。
私自身は以下のことは全く思っていません(笑)
【一般の場合(伝統的価値観??)】
「女性は料理ができなければいけない」
「男なんだから、しっかりしなければいけない」
「女性なんだから出しゃばるべきではない」
「男性はもっと力強くあるべきだ」
「母子家庭(あるいは父子家庭)であっても、子どもを寂しがらせてはいけない」
ゴルファーの場合だと
・スイング中に絶対頭を上げてはいけない
・スイングの回転軸は背骨を意識するべきである
・ドライバーは遠くへ飛ばさなければならない
・力を抜くと飛ばない気がするから、脱力するわけにはいけない
ゴルファーの場合、例えば、上記のような
「合理的ではない」信念をたくさん持っていても、
おそらく狙った方向にボールが飛ばないスイングになるだけで、
ほとんどの場合、人生には何の影響もありません。
ただ、解決可能なので、安心してください。
させていただいております。
(ゴルフの場合は心の問題だけでなく、身体的に安全で
合理的な「技術習得方法」を知って実践しているかどうかが問題です)
しかし、このリミティング・ビリーフは
日常の中で、多くの行動や思考を
支配しています。
多くの場合、悪意なき他者からの
「反復された刷り込み」や
「もっともらしい社会の集合意識」
「歴史的に、あるいは人間とはこうだと多くの場合●●である」
が原因で、
それと、「自分の生き方がぶつかる」ことがあります。
簡単にいうと「生きるのがちょっと辛い」レベルから
エスカレートすると
「人生からもう逃避したい・終わりにしたい」と
思うことすらあります。
では、結局
この「リミティング・ビリーフとどのようにつきあうと良いか?」
それについては、また次回以降のブログでお伝えします。